最近、もうすぐ5歳になる息子が、数に興味を持ち始めました。
自分のお皿に入っている食べ物の数やコップに入っている牛乳の量にこだわり、妹と比較することが増えてきたのです。
さらには、100万や1000などの大きい数を言うのが大好きで、それらを合わせたらどうなるのかも訪ねてくるようになったのです。
そんな息子の様子を見て、算数・数学教育と特別支援教育に長年携わってきた私の血が騒ぎだします。
こうして、幼児期の算数教育を始めることにしました。
幼児期の算数教育、まずはこんなことから始めました
今まで、小学生や中学生を相手に算数を教えてきましたが、幼児に教えるのは初めての体験。
まずは、幼児教育についてインプットし、具体的に何をしていったらいいのか確認することにしました。
幼児教育について検索し始めると、とにかく出てくる「モンテッソーリ教育」の文字。
大学の講義や、教員採用試験の対策などでお名前を聞いたことがありましたが、恥ずかしながら内容については詳しく知らず…。
これだけたくさんの人が良いと言っているのだからと、モンテッソーリ教育についての書籍を何冊か読みました。
※モンテッソーリ教育や敏感期について詳しく知りたい方は、一度、本を読んでみることをおすすめします。
私のおすすめは、コチラの書籍です。
わかりやすく整理されており、自分の子育てにどのように取り入れていったらいいのか、具体的なやり方が書いてありますよ。
何冊か書籍を読んでみてびっくりしたのが、
今まで私が先輩から教わり、
教育をする上で大切にしてきたことが、
モンテッソーリ教育と結びついていたことです。
環境を整えることの大切さ
手を動かすことの大切さ
体験することの大切さ
自分の子供を育てている今だからこそ、このタイミングで再確認することができてよかったです。
そして書籍を読んで、
どうやら息子は数の敏感期にいるらしい
ということがわかり、ますます算数教育への熱意が湧いてきたのでした。
息子の算数教育の最初の一歩は、先ほど紹介した本でも書かれていた、カードを使った数教育を行うことにしました。
息子の算数の第一歩
教育を始めるにあたって、
- その子が今、何をどこまで理解しているのか
- その子にとって難しいところはどこか
ということを知る必要があります。
まずは、息子がどこまで数を理解しているのかを確かめるために、数の関係を確認していきます。
数字と数詞と具体物が一致すること
これが数教育の第一ステップだからです。
特別支援学級の担任をしているときにも、数字と数詞と具体物を一致させるところは、様々な教具を使って、色んなアプローチを何度も何度も行ってきました。
今回は、数字のカードとビーズを使って、1~10までの数の確認です。
数字のカードを見せて数詞を読み上げてもらうと、数字と数詞がきちんと一致していました。
次に、数字と具体物が一致しているかどうか確認します。
カードの下に、書かれてある数字の数だけビーズを置いてもらいました。
こちらも、数字と具体物の数がきちんと一致していました。
前の数や次の数を聞いても、答えられました。
1~10までの数は理解できているようです。
数字と数詞と物、この3つの関係が一致しているかをチェック!
1~10まで理解していることがわかったら、次は何をする?
1~10の数が身についていることがわかったので、数を徐々に増やしていきます。
せっかくだから、
と、モンテッソーリの教具を調べてみました。
モンテッソーリの教具は、長さや重さが計算しつくされて、数の合成や10進法が体験できる、とても素敵なものばかりでした。
しかし、とても高い!
購入したり、手作りしたりするのは大変なので、家にあるものを数えることにしました。
おうちで簡単にできる、
幼児期の”おうち算数教育”
です。
ぶどうの粒を数えながらお皿に盛ったり、ペットボトルのキャップを数えたりしました。
ちょうど縄跳びの練習も始めたので、跳んだ回数を数えて、息子の手帳に書いてあげました。
色々やってみて感じたのですが、
20前後を数えるなら、カルタや神経衰弱が調度いいです。
息子が取った枚数が、20枚前後になることが多いので。
カルタはひらがなの勉強にもなるし、神経衰弱はワーキングメモリーも鍛えられますよ。
おうち算数教育を実践していきます!
算数教育を始めたと聞いて、
幼児ワークかな?タブレット教育かな?
と思った方も多いでしょう。
もちろん、ワークやタブレットなども使いますよ!
算数や数学には答えがあるけれど、子育てに正解はありませんので、
「モンテッソーリだけ!」
とか
「ワークをたくさんこなして欲しい!」
とかではなく、柔軟にいきたいと思っています。
おうちで楽しみながら算数教育を行っていきますので、ブログで紹介していく内容は、
おうちで手軽に実践していただけるものばかり
になる予定です。
あなたも是非一緒に実践しながら、お子さんの成長を楽しんでいただけると嬉しいです。
10以上の数についてはコチラの記事で詳しく紹介しています。