「錫婚式」として知られる結婚10周年は、夫婦にとって特別な節目です。
10年経つと、結婚した当時とは環境が全然変わっていますよね。
子供やペットなどの家族が増えていれば、一緒にお祝いできます。
10年間もの長い時間を一緒に過ごしてきて、楽しい思い出もたくさんできたし、たくさんの困難を乗り越えてきたことでしょう。
大きな節目となる大切な日は、忘れられないものにしたいですよね。
結婚10周年のお祝い方法や素敵なプレゼントのアイデアを紹介します。
錫婚式とは
錫婚式は、結婚10周年を祝う特別な日で、夫婦でお互いの愛を祝うことを目的とします。
錫婚式は、アルミ婚式とも呼ばれています。
錫は高温で溶けやすく、柔軟で美しい性質を持っており、その特性から、錫婚式には「錫のように柔軟で美しい関係を築く」という願いが込められています。
プレゼントとしては、錫製のアクセサリーやタンブラーなど、錫に関連したアイテムが一般的に選ばれています。
結婚記念日の起源
結婚記念日は、日本では銀婚式や金婚式といった概念がありますが、これはイギリスから伝わったものです。
イギリスでは、15周年まで毎年、それ以降は5年ごとに命名が行われ、60周年まで続きます。
これらの名称は、年月が進むにつれて価値が高まり、夫婦の結びつきの深さを示します。
錫婚式におすすめの贈り物
「錫婚式」の名称から、関連するアイテムを贈ることがおすすめです。
茶器、鍋、ケトル、タンブラーなどが適切な贈り物の例です。記念のアクセサリーや花束もおすすめ。
ペアタンブラー
夫婦で一緒に使えるペアグラスやタンブラーなどが人気です。
お揃いのタンブラーを使えば、二人の仲がより深まります。
アクセサリー
奥さんに送る記念のアクセサリーは、ネックレスがおすすめです。
お揃いのネックレスや指輪も人気がありますよ。
花束
何を送るか迷った時には、花束のプレゼントが間違いありません。
好きな色を指定して、ネットでも注文できます。
花瓶の用意も忘れずに。
体験
記念撮影や2人きりのディナー、旅行やセカンドプロポーズも人気があります。
記念撮影では、フォトスタジオでの撮影だけでなく、ロケーションフォトも撮れます。
結婚式を挙げていないなら、錫婚式のフォトウエディングもおすすめです。
錫婚式の避けるべき贈り物
錫婚式の贈り物には、避けるべきアイテムもあります。以下は贈り物の際に避けるべきものです。
ハンカチ: “手巾(てぎれ)” という漢字から手切れを連想させるため、避けましょう。特に白いハンカチは別れを連想させるためNGです。
櫛: “くし” は「苦」や「死」を連想させるため、縁起が悪い贈り物です。
日本茶: 弔事に使われることが多いため、お祝いの贈り物としては不適切です。ただし、お茶好きな相手には、オシャレなデザインのものを選ぶことができます。
印鑑: 印鑑を贈ることは責任を持てという意味が込められるため、両親や兄弟、上司以外が贈るのは避けた方が良いでしょう。
時計やかばん: これらは勤勉を意味するため、目上の人に贈る際には注意が必要ですが、親しい関係なら問題ありません。
履物やマット類: 目上の人に贈る際には注意が必要ですが、親しい関係なら問題ありません。
錫婚式のお祝いを贈る場合
両親や親戚、友人などに錫婚式のお祝いを贈る場合の金額や時期、メッセージ例を紹介します。
お祝いの金額の目安
結婚10周年のお祝いの金額の目安は、5千円から1万円です。
のしの書き方
水引: 紅白や金銀の蝶結び
のし: あり
表書き/上書き: 「錫婚式御祝」「祝 錫婚式」「御祝」など
表書き/姓名: 上書きよりやや小さめのフルネーム
贈り物の時期
お祝いの品物を贈る場合、パーティなどの1週間前までに贈るのが良いです。
現金なら当日でも構いません。
プレゼントに添えるメッセージの例
「結婚記念日心からお祝い申し上げます。」
「結婚記念日おめでとう。いつまでもお元気で。」
「愛の記念日おめでとう。年とともに愛もさらに深まりますようにお祈りいたします。」