北海道に本拠を置き、約1200店舗を構えるコンビニエンスストア・セイコーマートは、地元北海道だけでなく茨城県や埼玉県にも合計97店舗を展開しています。地域の食材を生かした商品が豊富で、訪れる人々から愛されているこのチェーン店のロゴやホットシェフサービスのキャラクターの背後にあるストーリーを探ってみました。
セイコーマートの象徴、鳥のマークの秘密
各コンビニエンスストアは独自の色やロゴで即座に識別できるようになっています。例えばセブンイレブンはオレンジ、グリーン、レッドをコーポレートカラーとしており、ローソンは青と白のミルク缶マークが特徴です。
セイコーマートでは、鮮やかなオレンジ色がトレードマークです。店舗の看板には「Seicomart」と白抜きの文字で明るく表示されています。このオレンジ色は、いつまでも元気で活動的な店を象徴しており、公式ウェブサイトにもそのように説明されています。さらに、この店舗にはただのシンボルカラーだけでなく、深い意味を持つシンボルマークもあります。
セイコーマートのシンボルマークは「鳥」を描いていますが、それは具体的に「フェニックス(不死鳥)」を表しています。フェニックスは何度も蘇生するとされる神話の生き物で、セイコーマートはこの不死鳥のように時代を超えて進化し続けることを願い、マークに採用しました。
セイコーマート「ホットシェフ」のキャラクター、その名前は?
1994年にスタートしたセイコーマートの「HOT CHEF(ホットシェフ)」は、店内で調理される温かいお弁当やおにぎりなどを提供する特別なサービスです。
そのホットシェフの愛くるしいマスコットキャラクター、知っていますか?このキャラクターは牛の女の子で、「セイちゃん」と呼ばれています。
セイコーマートの創業からの歩み
北海道を代表するコンビニチェーンであるセイコーマートは、50年以上にわたる長い歴史を持ち、日本で最も古いコンビニエンスストアの一つとして知られています。
セイコーマートの歴史を振り返ると以下のような経歴があります。
- 1971年、北海道札幌市北区で最初の店舗を開店。
- 1974年には法人化し、「株式会社セイコーマート」として設立。
- 1976年には全米コンビニエンスストア協会(NACS)に加盟。
- 以後、数十年にわたり店舗の数を増やし、サービスの拡充を進めてきました。
- 1994年12月1日には「ホットシェフ」の第一号店を開業。
- 2000年代に入ると、環境保護への取り組みを強化し、古紙や牛乳パックの回収を開始。
- 2010年代には店舗数が1000店舗を超え、顧客満足度調査で全国1位を複数回獲得。
- 2021年には創業50周年を迎え、北海道を中心に1000店舗以上を展開し続けています。
セイコーマートは1971年8月に北海道札幌市北区で最初の店舗を開設し、2024年5月末の時点で北海道には1092店舗、茨城県には88店舗、埼玉県には9店舗があります。1980年代には酒類販売を中心にフランチャイズを拡大し、茨城県、埼玉県、近畿地方、山陰地方にも進出しましたが、近年は近畿と山陰地方から撤退し、現在は北海道、茨城県、埼玉県に店舗を絞っています。
セコマグループは「自分たちの手で必要なものを作り出し、直接確かめる」という理念のもとに、供給チェーン全体を自社で管理しています。このグループは、地域事務所、配送センター、製造工場、農業法人など、広範なネットワークを活用し、独自に開発した製品を主に販売しています。
この記事では、セイコーマートのロゴの意味、ホットシェフサービスのキャラクター、企業の歴史について詳しく紹介しました。特にホットシェフのキャラクター「セイちゃん」については、以前は男の子と紹介されたこともありますが、最新の公式情報によれば、彼女が振袖姿で登場したため、今回は女の子として紹介します。