北海道を中心に展開するセイコーマートは、日本で最も歴史あるコンビニエンスストアチェーンの一つです。1971年に酒屋からコンビニエンスストアへと業態変更し、全国にその名を広めました。セイコーマートは、セブンイレブンやファミリーマート、ローソンが創業する前から存在しており、1971年に初代店舗「コンビニエンスストア萩中」を開業しました。この店名は初代店舗オーナーの名前に由来しています。
当時、日本ではスーパーマーケットが急成長しており、小規模な個人商店の存続が危ぶまれていました。コンビニエンスストアとしてのスタートは、この流れに逆らう革新的な試みでした。開店翌年には「セイコーマート」と改名され、その名前は創業者の西尾長光氏の名前から取られました。現在も「セイコーマートはぎなか店」として営業を続けており、50年以上にわたって地域に根ざしています。
セイコーマートのような長い歴史を持つ企業は、地域社会への密着と同時に環境保全への配慮も重視しています。今回は、その一環として実施しているダンボール回収サービスに焦点を当ててみましょう。
セイコーマートのダンボール回収サービスについて
セイコーマートは、北海道内の店舗を中心に環境保護の一環としてダンボールおよび古紙の回収活動を行っています。
2024年6月時点で、セイコーマートの店舗数は全国で1191店舗あり、そのうち1093店舗が北海道に位置しています。関東地方では、茨城県に89店舗、埼玉県に9店舗がありますが、これらの店舗ではダンボールの回収サービスは行っていないのでご注意ください。
ダンボールの正しい出し方
セイコーマートでダンボールを出す際には、折りたたんで紐で十字に縛る必要があります。この情報は公式ホームページにも記載されており、店舗のレジカウンターで古紙として回収されています。
持ち込むダンボールの最大サイズは、高さ1メートル、横幅60センチメートル、縦幅80センチメートルと定められていますので、持ち込みの際はこれを目安にしてください。
受け入れ不能なダンボールについて
セイコーマートでは、濡れたり、油や食品の残りで汚れた紙は回収できません。
古紙を出す前に、ホチキスの針やダンボールの留め具、配送伝票やガムテープが除去されているかを確認することが求められます。
新聞、雑誌、ダンボールはそれぞれ分けて回収するルールになっているため、正しく分別して提出することが重要です。
セイコーマートで回収しているその他のアイテム
セイコーマートでは、ダンボールやその他の古紙以外にも、特定のリサイクル可能なアイテムの回収を行っています。対象となる主な商品パッケージは以下の通りです。
- 紙パック:セイコーマートオリジナルの1L飲料紙パックは、使用後に水洗いして開いて乾燥させ、20枚集めると回収可能です。
- たまごパック:Secomaブランドのたまご(10個入り)の空きパックが対象で、30パックを集めてレジカウンターで回収します。6個入りのパックは2パックで、4個入りのパックは3パックで10個入り1パックとして換算されます。
- ヨーグルトパック:Secomaヨーグルト400gのパックを30パック集めると回収可能で、パックは水洗いしてふたを外してから持ち込む必要があります。プラスチックやアルミのふたは回収対象外です。また、120gや80g×3個パックのヨーグルト、飲むヨーグルトのパックは回収していません。
これらのアイテムの回収は、北海道だけでなく関東地方の店舗でも実施されており、回収したアイテムはティッシュボックス1個と引き換えになります。これにより、通常の廃棄よりもお得にリサイクルが可能です。セイコーマートで購入した商品に限られるため、購入時にはリサイクルも考慮すると良いでしょう。
セイコーマートのダンボール回収サービスについてのまとめ
セイコーマートでのダンボール回収サービスに関する調査から、このサービスが北海道の店舗でのみ提供されていることが明らかになりました。
ダンボールを持ち込む際には、濡れていないこと、汚れがないこと、付属品が残っていないことを確認する必要があります。この便利なサービスを利用することで、地域の廃品回収日を待たずに、すぐにダンボールを処理することができます。
さらに、ダンボールだけでなく、牛乳パックやたまごパックなど、日常的に出るリサイクル可能なアイテムもセイコーマートで回収しています。これらのアイテムを持ち込むと、ティッシュボックスなどのリワードが得られますので、試してみる価値は十分にあります!