毎日お弁当を作るのって、とても大変ですよね。
私も一時期、毎日息子のお弁当を作っていた時期がありました。
その経験から学んだのは、意外とお弁当に向かない食材が多いということでした。
お弁当作りはただでさえ手間がかかる上に、食品の安全にも気を遣う必要があり、「これはOKで、これはNG」といった選別作業も大変です。
そこでこの記事では、お弁当で避けた方が良い食材の一覧をまとめました。
さらに、お弁当に最適で傷みにくいおかずの選び方や調理法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
お弁当に不適切な食材とその避ける理由
お弁当作りにおいて避けた方が良い食材には、特に以下の4種類が挙げられます。
- 半熟状態の卵料理
- ポテトサラダ
- 生の刺身
- 生の野菜
半熟状態の卵料理
まず気をつけたいのは、半熟卵やその他半熟を基調とした卵料理です。
これには、流れるような黄身の煮卵や柔らかいオムレツが含まれます。
これらは部分的に加熱されているため、腐敗しやすい状態にあります。
卵料理をお弁当に加える際は、中心までしっかり加熱されていることが重要です。
もし、どうしても半熟卵を入れたい場合は、食べる直前まで冷蔵しておくことが可能なら安全です。
ポテトサラダ
ポテトサラダの主材料であるじゃがいもは、加熱されることで腐りやすくなります。
また、マヨネーズやきゅうりなど水分を含む食材を混ぜ合わせることから、お弁当に入れる際には注意が必要です。
じゃがいもは加熱すると特に腐りやすくなるため、ポテトサラダをお弁当に持っていく場合は、できるだけ低温で保管することが望まれます。
刺身
新鮮であっても、刺身をお弁当に入れることはお勧めできません。
生魚は冷蔵保存が必須で、購入後はなるべく早く食べるべきです。
海鮮丼のように昼に刺身を楽しみたい気持ちは理解できますが、お弁当には適していません。
刺身は腐敗しやすく、菌が急速に増えることで食中毒のリスクがあります。
生野菜
同様に、生野菜もお弁当には不向きです。
加熱処理をしていないため、時間が経つにつれて水分が出てきてしまいます。
サラダを持って行きたいという健康やダイエットを意識した願望は分かりますが、生野菜は腐りやすいため推奨されません。
学校給食で生野菜が提供されないのも、時間経過と共に食べるのに適さなくなるからです。
お弁当に野菜を加えたい場合は、茹でるか蒸すなどして事前に加熱処理をすることが望ましいです。
どうしても生野菜をお弁当に持って行きたい場合は、水気をしっかり切り、保冷バッグや保冷剤を利用して冷たい状態を保つことが大切です。
しかし、これらの対策を講じても、生野菜をお弁当に持っていくのは冬場が適しています
暑い季節は特に腐りやすくなるため、避けるべきです。
お弁当向け!長持ちするおかずの選び方
お弁当作りでは、どの食材を選ぶかが重要です。避けるべき食材が分かった上で、「具体的に何をお弁当に入れれば良いのか?」という疑問に答えます。
ここでは、お弁当に最適で日持ちするおかずを紹介します。
- 抗菌作用のある調味料で味付けしたおかず
- 味がしっかりついたおかず
- 水分の少ないおかず
抗菌作用のある調味料で味付けしたおかず
梅干し、お酢、唐辛子など、抗菌作用を持つ調味料を使ったおかずは、お弁当にぴったりです。
これらを活用することで、食材の鮮度を長く保ちつつ、夏場でも食欲を刺激する爽やかな味わいを楽しめます。
味がしっかりついたおかず
濃いめの味付けは、菌の増殖を防ぐのに効果的で、お弁当に向いています。
例えば、醤油や砂糖で味付けしたきんぴらやかば焼きなどがおすすめです。
お弁当は冷めても美味しく食べられるように、味付けは少し濃い目が好ましいです。
水分の少ないおかず
水分が多いと菌が増えやすいので、お弁当には水分が少ないおかずが適しています。
煮物より、揚げ物などの水分が少ない料理を選びましょう。
水分があるおかずを入れる場合は、水分をよく切り、かつお節やすりごまなどを加えると良いでしょう。
これにより、お弁当の鮮度をより長く保つことができます。
お弁当作りの衛生管理と長持ちさせるコツ
お弁当を作る上で、食品が新鮮なまま持続するためのいくつかのポイントをお伝えします。
これらは小さな注意点ですが、お弁当を安全に、そして美味しく楽しむためには欠かせません。
以下のコツをぜひ取り入れてみてください。
- 食材は全てしっかりと加熱する
- お弁当箱を清潔に保ち、よく乾燥させる
- 食材を詰める際は、直接手で触らないようにする
食材を詰める際の注意
お弁当箱に食材を詰める時は、直接手で触れずに清潔な箸やトングを使用しましょう。
おにぎりの場合も、直接手で握らずにラップや専用ケースを利用するのが良いです。
これは、基本的な衛生管理の一環として重要です。
食材の加熱について
お弁当に入れる食材は、中心部までしっかりと加熱しましょう。
特に卵料理や肉料理は、中が完全に火が通っていることを確認してください。
不十分な加熱は避け、できるだけ薄切り肉を使用するなど、中心まで熱が行き届きやすい方法を選ぶと良いでしょう。
お弁当箱の清潔さ
おかずを入れるお弁当箱は、使用する度にきちんと洗い、完全に乾燥させることが大切です。
乾燥させるのが難しい場合は、清潔なキッチンペーパーで内部を拭き取ってください。
まとめ
適切な食材の選び方と調理法を実践することで、美味しく安全なお弁当を作ることができます。
食材を適切に加熱し、清潔な状態で詰めること、そしてお弁当箱をきれいに保つことが、健康的で美味しいお弁当作りのキーとなります。