お子さんが初めて使う鉛筆を選ぶ時、何を選んだらいいのか悩みますよね。
鉛筆について聞かれたら、私はいつも、くもんのこどもえんぴつをおすすめしています。
こどもえんぴつには、小学校入学までに正しい持ち方ができるようになる、たくさんの魅力があるんですよ。
くもんのこどもえんぴつのおすすめポイントと、実際の効果をご紹介します。
くもんのこどもえんぴつとは?
くもんから販売されている、幼児用の鉛筆です。
軸が太めで三角の形をしているので、小さなお子さんでも握りやすく、正しい持ち方で鉛筆を持つことができます。
一箱に6本入っていて、定価は420円。
つまり、一本70円。
鉛筆にしてはお高い値段ですが、値段が高いのに売れているのは、きちんとした理由があります。
こどもえんぴつをおすすめしたい4つの理由
お子さんが初めて使うファースト鉛筆として、くもんのこどもえんぴつをおすすめしたい理由は4つあります。
- 正しい持ち方が身に付く「軸」
- 濃い線が書ける「硬さ」
- 正しい位置が身に付く「長さ」
- サポートアイテムが充実
正しい持ち方が身に付く「軸」
ちょっとスマホやマウスを置いて、鉛筆を持つ真似をしてみてください。
人さし指と中指と親指で囲まれた部分が、三角になっていますよね?
くもんのこどもえんぴつは、正しい鉛筆の持ち方をした時の三角の形に合わせて、軸が三角になっています。
そして、こどもえんぴつの軸は、直径が0.9cmと太めになっています。
専用の鉛筆削りが無くては削れない程の太さですが、この太さがあるおかげで、とても握りやすくなっているんです。
太めの直径と、軸が三角の形になっていることによって、正しい持ち方で持つことができるのです。
濃い線が書ける「硬さ」
くもんのこどもえんぴつは、6B・4B・2Bの3つの硬さから選ぶことができます。
この6Bや4Bが何を表しているのか、ご存じでしょうか?
実は、鉛筆の芯の表示は、芯の硬さを表しています。
一番柔らかいのは、6Bです。
芯が柔らかいほど字が太く濃くなり、硬いほど細い線をひくことができます。
つまり、くもんのこどもえんぴつで取り扱っている6Bというのは、一番芯が柔らかく、手の力が弱い小さなお子さんでも、太くて濃い線を書ける硬さなのです。
濃い線が書けるようになってきたら、4Bや2Bへとステップアップしてあげましょう。
ちなみに小学校では、2Bの鉛筆を使います。
入学前には、2Bで濃い線が書けるようになっているといいですね。
正しい位置が身に付く「長さ」
芯の硬さに対応して、鉛筆の長さが違います。
6Bは12cm、4Bは15cm、2Bは17cmです。
2Bの17cmになると、普通の鉛筆と変わりない長さになってきますが、6Bや4Bは短いです。
長い鉛筆を持たせるのは危ないという安全面もありますが、長さが短いおかげで、鉛筆を持つ位置が固定されるんです。
鉛筆は、持ち方だけではなく、持つ位置も重要になってきます。
あまり上を持ちすぎると力が入らないので、削り際を持つことがポイントなんです。
鉛筆が長すぎると、小さいお子さんは鉛筆の真ん中か端っこを持ってしまいがち。
6Bや4Bのこどもえんぴつなら、お子さんの手の大きさにぴったりなので、削り際に近いところを自然と持てるようになっているんです。
サポートアイテムが充実
こどもえんぴつは、芯の硬さが3種類から選べるだけでなく、えんぴつをサポートするアイテムも充実しています。
まずご紹介したいのが、もちかたサポーターです。
くもん出版 こどもえんぴつ もちかたサポーター – メール便発送
くもんのこどもえんぴつ専用のサポーターになっています。
ただ指を添えるだけで、鉛筆を正しく持つことができるようになります。
サポーターを使って上手く書けるようになってきたら、サポーター無しで持たせてみましょう。いつの間にか、上手に持てるようになっていますよ。
鉛筆が短くなってきたら、三角えんぴつホルダーがあります。
短くなった鉛筆をさすことで、ある程度の長さにして再び使うことができます。
こどもえんぴつと同じ三角の形なので、鉛筆の持ち方をサポートする機能はそのままです。
この他にも、専用の鉛筆削り(フタ付き)や、同じ形の色鉛筆も発売されています。
実際に、こどもえんぴつを使ってどうだった?
我が家は、3歳の息子のファースト鉛筆にくもんのこどもえんぴつ6Bを選びました。
実は最近まで、こどもえんぴつの効果をあまり感じられなかったのですが、指先の力が強くなってきたら効果が出てきました。
実際に一年以上使用してみて、持ち方や筆圧はどうなったのかをご紹介します。
使い始めた頃
息子は2歳から、鉛筆を使ってくもんの「はじめてのおけいこ」をやり始めました。
楽しそうなおけいこワークに、自分専用の鉛筆。
はりきっておけいこワークをやり始めましたが、6Bでどうしてそんなに薄くなる!?と驚くぐらい、薄い線しか書けませんでした。
クレヨンを持ってお絵かきするのは好きだったものの、鉛筆を握る手には力が入りません。
正しい鉛筆の持ち方で鉛筆を持たせても、線を書いているうちに鉛筆が向こう側に倒れてしまい、芯が自分の方を向いている状態になっていました。
そんな調子だったので、使い始めてからしばらくは、か細い線しか書くことができませんでした。
鉛筆をもっとしっかり握らせようとしても、体の違う所に力が入ってしまい、握る力を強めることはできない様子でした。
3歳になってから
3歳になると、少しだけ濃い線が書けるようになってきました。
ただ、書いているうちに鉛筆が向こう側に倒れてしまう癖は、なかなか抜けません。
最初に正しい持ち方で持たせても、書いているうちに持ち方が変わってしまっていました。
最近の様子
4歳が近づき、指先の力がついてきた最近では、持ち方がだいぶ上達してきました。
始めに正しい持ち方を教えてあげると、そのままの持ち方で線を書けるようになってきました。
正しい持ち方で持つと手が疲れないので、おけいこワークを4Pほど集中してこなせるようになりました。
自分で鉛筆を持たせた時に、自然と鉛筆の削り際を握るようになったのも嬉しい変化でした。
持ち方や位置が正しくなってきたので、とても濃い線が書けるようになってきました。
自分の書いた線がよく見えるようになったので、なぞった文字を嬉しそうに見ています。
- 指先に力が入るようになると、自然と正しい位置で正しい持ち方をキープできるようになった。
- 濃い線が書けるようになった。
こどもえんぴつを上手に持てるようになった今でも、外出先で置いてある普通の色鉛筆を使うと、持ち方や位置が崩れてしまいます。
まとめ:お子さんの最初の鉛筆は「くもんのこどもえんぴつ」できまり!
「くもんのこどもえんぴつ」のおすすめポイントと、実際に使ってみた効果をご紹介しました。
- 正しい持ち方が身に付く「軸」
- 濃い線が書ける「硬さ」
- 正しい位置が身に付く「長さ」
- サポートアイテムが充実
実際に3歳の息子に使わせてみたところ、指先に力が入るようになると、こんな効果がありました。
- 自然と正しい位置で正しい持ち方をキープできるようになった。
- 濃い線が書けるようになった。
始めて鉛筆を使うお子さんの為に、形や長さが考え抜かれている「くもんのこどもえんぴつ」
ファースト鉛筆に、是非おすすめですよ!