私は2度の妊娠で、どちらも切迫早産になりました。
1人目の時は、張り止めの薬をもらってから自宅での過ごし方を大失敗。結局、1ヶ月以上入院することになってしまいました。
正しい過ごし方をして、切迫早産で入院せずに出産を迎えたいですよね。
切迫早産の自宅安静の正しい過ごし方と、入院になってしまった私の失敗例をご紹介します。
切迫早産の自宅安静とは
切迫早産とは、赤ちゃんが産まれても大丈夫な時期(正産期)になる前に、赤ちゃんが産まれてきてしまいそうになっている状態のことです。
22週よりも前だと切迫流産、22週以降だと切迫早産と言います。
症状としては、よくお腹が張る、痛みがある、出血があるなどです。これらの症状が出てきたら、産婦人科に行って診てもらいましょう。
産婦人科で切迫早産だと言われたら、すぐに安静にします。
切迫早産の時の安静とは、何もしていない時は、横になってゆっくり休むことです。
人によって安静のレベルは違います。
「軽い家事ならしても良いレベル」の人もいれば、「食事とトイレ以外、ベッド上で安静」の人もいます。
切迫早産だと言われたら、まず、どの程度まで動いていいのかきちんと確認しておきましょう。
正しい過ごし方
基本的な安静の過ごし方をご紹介します。
外出
なるべく控えるようにしましょう。
買い物は、宅配やネットスーパーを利用すると便利です。産後は本当にネットスーパーにお世話になるので、今のうちから慣れておきましょう。
仕事
電話で説明できる範囲で引き継ぎをして、休みましょう。
自宅でできる仕事でも、椅子に座ってパソコンで作業するだけでお腹に負担がかかります。更に、ストレスや疲れがたまるとお腹が張ります。
今仕事よりも大切なのは、お腹の赤ちゃんです!
家事
家族に頼るか、家事代行サービスを利用しましょう。
包丁で野菜を切るだけでも、洗濯物を取り出すだけでも、お腹に負担がかかります。
掃除なんて、出産直前にすれば大丈夫です。いっぱい動けって言われるようになるんですから、今は休みましょう。
入浴
なるべく控えて、ささっとシャワーを浴びるくらいで済ませましょう。
むしろシャワーを浴びるのだって負担になります。入院になるかもしれないギリギリのラインにいる人は、今のうちからシャワーを控えて入院を回避するのがいいと思います。
入院になったら、毎日シャワーを浴びれない日々がずっと続くのですから…。
上の子のお世話
家族に任せましょう。
上の子がまだ幼い、かつ普段の預け先が無い場合は、一時保育やベビーシッターなども上手に利用して家族の負担を減らしましょう。
上の子は、自分でなきゃダメだから!とお世話するのは止めましょう。
「もう産まれた子は誰でもお世話できるけど、お腹の子はあなたしか守れないよ」
私が、上の子と離れて入院することを迷った時に、産婦人科の医師から言われた言葉です。
今は、お腹の子を優先しましょう。
私の失敗例
妊婦生活も後半に入った、ある日の健診日。
近頃お腹が張りやすいことを伝えると、張り止めの薬を飲み、自宅で安静にするように言われました。
ですが、私はこの「安静」の意味をきちんと理解していませんでした。
私が、失敗したー!やらなければよかったー!と後悔したことを紹介します。
ソファに座ったままスマホ・テレビを見る
始めのうちは、ソファで横になって見ていました。
ところが我が家はソファをテレビとほぼ平行に置いていたので、すごく見にくかったのです。途中から座って見ていました。
座って本を読む
元々、寝そべったまま本をよむのが好きではなかった私。
仰向けで本を持ち上げると腕が疲れるからと、座って読んでいました。
切迫早産の安静生活で、横になったまま本を読むのがだいぶ上手くなりましたよ。
料理を作る
座ったまま野菜を切り、お腹が張ったら休むのを繰り返していました。
そこまでして作るなよ!って、昔の私に言いたい!
切迫早産で入院した日には、里芋の皮剥きに物凄い時間をかけて料理してました。あれ以来、里芋を使った料理はしていないです。
椅子に座ったまま同じ姿勢で仕事をする
退職してから時間を持て余していた私は、クラウドソーシングで記事の執筆をしていました。
張り止めの薬を貰って安静にと言われた後でも、椅子に座って数時間パソコンで作業をしていました。
この時の私は、それで安静にしているつもりでした。
今思えば、この行為が一番お腹に負担をかけていました。
切迫早産ぎみで薬を服用しているのに、同じ姿勢で長時間座って、多少お腹が張っても気にせず作業するなんて、普通怖すぎてできませんよね!どうかしてた私!
まとめ
切迫早産で自宅安静と言われた時には…
どの程度まで動いても大丈夫なのかを医師にきちんと確認しましょう。
何もしない時は、横になってゆっくり休みましょう。
外出や仕事、入浴は控え、家事や上の子のお世話は家族に任せましょう。
もし自宅で安静にするのが難しければ、入院して安静を保つのも有りです。
自宅で安静にするのは、家族の負担増加や金銭面が気になって、精神的にとてもつらくなります。
ですが、お腹の赤ちゃんを守れるのはあなただけ。
家族で協力して、使えるサービスを上手に使いながら、きちんと安静を保っていきましょう。
可愛い赤ちゃんを正期産で産めるように頑張っていきましょう!
