アジサイのケアにおける重要なポイントは、適切な剪定方法です。
しかし、過剰に剪定してしまうと、アジサイは葉だけになってしまうこともあります。
そうならないためには、剪定は花が咲き終わった後に行うことをおすすめします。
この記事では、アジサイの正しい剪定と手入れの方法について詳しく解説します。
葉っぱだけになってしまったアジサイを元に戻したい方は、ぜひ最後までお読みください。
剪定の量はアジサイにとってどれほど影響する?
アジサイの剪定失敗を防ぐ方法について述べます。
アジサイの剪定は一見、初心者には複雑に見えるかもしれません。
すべてのアジサイに美しい色鮮やかな花を咲かせるためには、専門的な知識が必要となります。
したがって、一般的なガーデニング好きが自宅の庭のアジサイを剪定する際には、余計に切り落とさないように注意が必要です。
過剰な剪定、つまり強剪定は避けるべきです。
間違いを避け、アジサイの剪定を進めるためのヒントとして、花が咲き終わった後に剪定することを強く推奨します。
アジサイは初夏から夏にかけて美しい花を咲かせます。
そして、美しく咲いた花は時が経てば当然枯れていきます。
この枯れそうな花だけを剪定することを心掛けてみましょう。
アジサイの花の茎から二番目の節部分までを数え、新芽を探し、その位置を基に剪定を行うと、次に花を咲かせるべきアジサイの部分を保ちながら剪定が可能です。
葉だけのアジサイを防ぐ適切な剪定方法とは
ひとつ気をつけてほしい点は、剪定が必要なのは、すでに咲き終わった花だけということです。
一般的なガーデニング好きが計画せずにアジサイを剪定すると、これから咲くはずのアジサイの花まで切り取ってしまう可能性があります。
ちょっと切り過ぎてしまったとしても、アジサイは強い生命力を持っているため枯れることはありませんが、一方で葉だけの植物になってしまう可能性はあります。
花の終わったアジサイに育て直しをかけて、計画的な剪定を行うことを念頭に置いてください。
白く変色したアジサイの枝は剪定の対象とする
また、白く色褪せたかのように見えるアジサイの枝を見つけた場合、これは剪定対象となります。
これらは一般的に枯れ枝と呼ばれており、すべての栄養分を使い果たし、ひとまず乾燥した状態となっています。
新たな芽が枯れ枝から出ることはありませんので、白く変色したアジサイの枝は剪定することをおすすめします。
それが本当に枯れ枝であるかどうか判断に迷う場合は、その枝に印を付けて保留しておくと良いでしょう。
春が来て新しい芽が出始める時期に、まだ何も出ていない場合は、その時点で剪定しても問題ありません。
咲かなかったアジサイの枝は剪定控えめ!美しい見た目を作るコツは二節目と良好な風通し
アジサイの剪定は、花が咲き終わった後だけ行うべきです。
咲かなかったアジサイの新芽や枝は、次年度やそれ以降に芽吹き、花を咲かせる可能性があります。
枯れてない限り、余計な剪定は避けるべきで、それがアジサイの花をより咲かせやすくします。
しかし、せっかく育てるアジサイなら、見た目も美しく洗練されたものにしたいですよね。
そのためには、以下のポイントを考慮することが大切です。
過密状態を避ける
アジサイでは、葉が過密に生えすぎると、その美しい見た目が損なわれます。
風通しが悪くなったり、太陽の光が届かなくなるため、花の開花が難しくなります。
アジサイの花が密集している部分はしっかりと剪定し、全体の見た目をすっきりとさせましょう。
こうすることで、全体の視覚的な魅力を強めることができます。
アジサイの高さを揃える
アジサイを美しく保つためには、その高さを一定に保つことが大切です。
必要以上に伸びてしまったアジサイの枝は、基部から剪定しましょう。
そうすることで、栄養が脇芽へ移行し、新たな芽が育つことになります。
脇芽の成長には時間がかかるため、剪定翌年のアジサイはあまり花を咲かせないことが多いです。
しかし、その次の年からは再び花を咲かせ、以前よりもコンパクトになります。
アジサイ全体の高さを揃えることで、理想的な形状に見せることができます。
まとめ
特に初めてのアジサイの手入れに挑戦する方は、強く剪定することや無理な剪定は避けましょう。
アジサイの剪定のポイントは以下の通り。
- すでに咲き終わった花だけを剪定する
- 白い枯れ枝は剪定する
- 見た目を美しくするには、過密を避け、高さを揃える
アジサイはその美しい花々で心を癒してくれます。
特に湿度が高い梅雨時に咲くアジサイは、心を軽やかにします。
家庭でアジサイを育てる楽しさを感じている方も多いことでしょう。
アジサイはたくさんの花を咲かせることで、その真価を発揮します。
それゆえに、さまざまな手入れの方法を試し、美しく咲き誇るアジサイを楽しむことをお勧めします。