お子さんのひらがな学習の第一歩として、よく用意する「ひらがな表」
種類が豊富で、どんなものを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ひらがな表を貼る目的を深く考えずに、何となく人気のありそうな物を買って、空いている場所に貼るだけでは、上手く活用できずに終わってしまうことも。
実はひらがな表には、選び方や貼る場所のコツがあります。
今回は、ひらがな表の選び方とおすすめ、効果的な貼る場所について解説。
これからひらがな表を用意したいママ必見です。
目次
ひらがな表の選び方

ひらがな表を選ぶ時に押さえておきたいポイントは次の3つです。
- とめ・はね・はらいをチェック
- イラストの頭文字になっているかどうかチェック
- ひらがな表を貼る目的に合っているかチェック
とめ・はね・はらいをチェック
とめ・はね・はらいの中でも特に、はねる所がきちんと書かれているかどうかは重要なポイントです。
はねがきちんと書かれているフォントかどうかをチェックするには、「き」「は」「ふ」などを見てみるといいでしょう。
イラストの頭文字になっているかどうかチェック
イラストがついている場合は、イラストの頭文字が、該当するひらがなになっているかどうかチェックしましょう。
「る」の場合
〇:るすばん ×:いるか
イラストの単語の頭文字が、きちんとひらがな表の文字になっているものがほとんどです。しかし中には、単語の途中の文字を採用しているものもあります。
これからひらがなを習得するお子さん、もしくは、ある程度覚えていてひらがな表の中からイラストをヒントに文字を探しているお子さんの場合、イラストの頭文字でないと上手く探すことができません。
テーマが決まっているひらがな表(のりもの・どうぶつなど)では、単語の真ん中の文字を採用している物がよくあります。
お子さんが興味のあるジャンルのひらがな表だとしても、イラストの頭文字になっている物を選んだ方がいいでしょう。
ひらがな表を貼る目的に合っているかチェック
ひらがな表を貼るのは、お子さんにどうなって欲しいからでしょうか?
- ひらがなに興味を持って欲しい
- ひらがなが読めるようになって欲しい
- ひらがなが書けるようになって欲しい
- わからない文字があれば、自分でひらがな表から探して欲しい
- 語彙力を増やして欲しい
お子さんの年齢や段階によって、様々な目的がありますよね。目的によって、最適なひらがな表は異なります。
まずは興味を持って欲しいなら、お子さんが好きな物を優先して選んであげましょう。読めるようになって欲しいなら、イラスト付きのわかりやすい物を選びます。
ひらがな表を活用してどうなって欲しいのか、現在の目的を考えて選ぶことで、お子さんにとって最適なひらがな表が選べますよ。
ひらがな表のおすすめ
目的別に、おすすめのひらがな表をご紹介していきます。
- ひらがなに興味を持って欲しい
- 読めるようになって欲しい
- 書けるようになって欲しい
ひらがなに興味を持って欲しい時におすすめ
ひらがなに興味を持って欲しいときには、可愛いイラストや、好きなキャラクターが付いているひらがな表を活用してみましょう。
親子に笑顔が生まれる「あいうえお表」
お部屋のインテリアを邪魔しない、可愛いイラストとデザインが人気のあいうえお表です。
幼い子供にとって身近な言葉(動物や食べ物)が多く選ばれているので、親子で楽しく会話しながらひらがなを覚えることができます。
イラストがシンプルでわかりやすいので、これからひらがなに興味を持って欲しいお子さんや、イラストをヒントにひらがなを覚えて欲しいお子さんにぴったりです。
アンパンマン あいうえおのひょう
アンパンマンが大好きなお子さんには、アンパンマンのひらがな表はいかがでしょうか?
表の外にはアンパンマンやアンパンマンのキャラクターが描かれていますが、ひらがなの横にあるイラストは、アンパンマンのキャラクターではありません。
お子さんにとって身近なものばかりになっているので、イラストをヒントにひらがなを覚えることができます。
書き順やカタカナも載っているので、ひらがなを読めるようになってからも長く使うことができます。
ひらがなが読めるようになって欲しい時におすすめ
ひらがなに興味が出てきてはいるけれど、まだ読めるようにはなっていない時や、少し読めるようになってきたけれど、これからもっと読めるようになって欲しい時には、ひらがな表と絵本を同時に活用するのがおすすめです。
絵本と一緒に使うことのできるひらがな表をご紹介します。
いもとようこのあいうえお表
いもとようこさんのベストセラー「あいうえおのえほん」と同じイラストや言葉が使われているひらがな表です。
絵本と同じ言葉が使われているので、同じ言葉を繰り返し目にすることで、自然とひらがなが身に付きます。
あいうえおのえほんの読み聞かせをしながら、あいうえお表を貼っておくことで、絵本でよく耳にする言葉を目で確認する機会が増えます。
「あいうえおのえほん」については「幼児向けひらがな絵本のおすすめ!ジャンル別・時期別に紹介」で詳しく紹介しています。
エリック・カール あいうえお表
はらぺこあおむしでお馴染みのエリック・カールさんのあいうえお表です。
「あ」はもちろん、はらぺこあおむしのイラストが描いてありますが、いちごやおれんじ、ケーキやソーセージなども絵本と同じイラストになっています。
他のイラストもエリック・カールさん独特の色使いで優しく描かれており、あいうえお表全体が一つの作品のようになっています。
ひらがなは画毎に色分けしてあるので、書き順も一緒に覚えることができます。
ひらがなが書けるようになって欲しい時におすすめ
読めるようになっているなら、イラストが小さく、書き順がわかりやすいひらがな表を選んでいきましょう。
色分けしてあるものや、書き順が数字で書いてあるものがおすすめです。
くもん おふろでレッスン ひらがなのひょう
くもんのひらがな表の中でも、イラストが小さく文字が大きく、書き順が書かれているものを選びました。
書き始めの位置に書き順の数字がついているので、どこから書き始めるのかがわかりやすくなっています。
小さなイラストとカタカナもついているので、「大体読めるようになってきてそろそろ書き始めたい頃」~「カタカナの読みもできるようになって欲しい頃」まで長く使うことができますよ。
防水仕様でお風呂の壁に貼ることができるので、湯舟につかりながら、お子さんと一緒にゆっくりとひらがなを学ぶことができるようになっています。
ひらがな でんしゃ あいうえお
鉄道好きなお子さんがひらがなの書き順を学ぶなら、「ひらがなでんしゃあいうえお」が断然おすすめです!
ひらがなが線路になっているので、自分の指で電車を走らせる感覚で、なぞって楽しみながら書き順を学ぶことができるんです。
書き始めの位置には車両が、書き終わりの位置には車止めが描かれているので、どこから書き始めたらいいのか迷いがありません。
ひらがな表の下には人気の車両が名前を共に紹介されており、更に連結した車両のイラストで数字を覚えることまでできます。
ひらがな表を貼る場所は?

ひらがな表を貼る場所も、よく考える必要があります。
- 視界に入りやすい場所
- 目線の位置~手が届く高さ
- 絵本を読む場所の近く
視界に入りやすい場所
視界に入りやすい場所に貼ることで、ひらがな表を意識する回数が増えます。
まだひらがなに興味がなく、イラストやキャラクターで興味を持たせたい場合は特に重要です。子供がよく通る場所、よく遊ぶ場所、よく見る場所を観察する必要があります。
必ずしも壁である必要はありません。お子さんが気軽に見れる場所なら、冷蔵庫でも窓でもいいです。(窓は逆光で見えにくいかもしれませんが)
お子さんがよく見ている場所を探して、貼ってみましょう。
目線の位置~手が届く高さ
子供の視力や集中力から考えて、あまり高い位置に貼りすぎると、集中しながら見ることができません。
できるだけ目線の高さに貼ってあげたいところですが、妹や弟がいる場合にはもう少し上、軽く見上げて指が届くくらいの高さでも大丈夫です。
指が届くことで、一文字ずつ指しながら読むことができます。
認識した文字を見失わないで済むので、ひらがなの理解が進みますよ。
絵本を読む場所の近く
ある程度文字が読めるようになってきたら、自分で読みたい!という欲求が出てきます。
お子さんの意欲をサポートしてあげるために、本棚の近くやソファの近くなど、普段絵本を読んでいる場所の近くにひらがな表を貼ってあげましょう。
ひらがな表のイラストをヒントにしながら、自分の力だけで読みたい文字を探し出すことができた時、お子さんがどんな表情をするのか楽しみですね。
まとめ:ひらがな表を活用して、たのしくあいうえおを覚えよう!

ひらがな表の選び方とおすすめのひらがな表、貼る場所をご紹介しました。
- とめ・はね・はらいがきちんと書かれているフォントで作られているか
- イラストがついている場合、ひらがながイラストの頭文字になっているか
- ひらがな表を貼る目的は何か
今、お子さんがどういう状態で、これからどうなって欲しいのかを考え、目的別にひらがな表を選ぶことで、最適なひらがな表を選ぶことができます。
ひらがな表を選ぶことができたら、貼る場所を考えることも大切。
- 視界に入りやすい場所
- 目線の位置~手が届く高さ
- 絵本を読む場所の近く
せっかくお子さんの為に選んだのですから、たまたま空いていた場所に貼るよりも、最大限に活用できる場所を選びましょう。
ひらがな学習を「させる」のでは、なかなか読めるようにはなりません。
日常生活の中で気づき、さりげなく学べる環境を作っていってあげましょう。
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