コンビニで買ったおにぎりは、空腹を満たすのにとても便利な食べ物です。
名店や有名シェフとコラボしたり、新しい味を楽しめるおにぎりもあり、ついたくさん買ってしまいがちです。
でも、買ったおにぎりをすべて食べきれなかったら、どうやって保存するのがベストでしょうか?
おにぎりを新鮮な状態で長く楽しむコツは、実は冷蔵庫の野菜室にあります。
この記事では、おにぎりの保管について、特に次の2点に注目してご紹介します。
- コンビニで購入したおにぎりを室温で保管するのは安全なのか?
- おにぎりをおいしく長持ちさせるには、なぜ野菜室での保存が推奨されるのか?
適切な保存方法を知ることで、おにぎりをもっと長く、そして美味しく保存することが可能になります。
コンビニおにぎりの室温保管、安全なのか?
コンビニで買ったおにぎりを室温で保管できるかどうかは、実は特定の条件下であれば可能です。
ただし、全ての場合において安心できるわけではありません。
主に考慮すべきポイントは二つです。
- 外気温
- おにぎりの具材や調味料
外気温の影響
食品が腐る一因として細菌の増殖があります。
細菌は特に20℃から50℃の温度範囲で活発になりますが、10℃以下ではその増殖速度は顕著に低下します。
このため、20℃前後の気温であれば、一定時間、おにぎりを室温で保存することが可能です。
ただし、気温が低い冬場でも翌日までなら問題なく保管できますが、夏場などの20℃を超える日は、2~3時間以内に食べるのが無難です。
保管時は直射日光を避けましょう。
具材による違い
おにぎりの室温保管の可否は、中に入っている具にも左右されます。
特に注意が必要なのは、生の魚介類を使用している場合です。
明太子、たらこ、いくら、すじこなどは早めに食べた方が良いでしょう。
また、手巻き寿司に使われる生野菜や、炊き込みご飯のおにぎりも、時間が経つと水分が出てきて早く傷みやすくなります。
これらを室温で長時間保管するのは避け、夏場などの高温時には、保冷剤を活用するなどして温度管理を行いましょう。
おにぎりの冷蔵保存には野菜室が最適
特に夏の暑い時期や、生の具を含むおにぎりを保存する際には、冷蔵庫の野菜室を利用することをおすすめします。
お米を冷蔵すると、米粒が硬くなってしまい食感が悪くなることがあります。
これは、低温でデンプンが変性するからです。
通常、お米やおにぎりの冷蔵保存は避けた方が良いとされていますが、野菜室であれば大丈夫です。
野菜室は3℃~8℃に設定されており、通常の冷蔵室に比べて温度が少し高めです。
さらに、湿度も高く保たれているため、おにぎりが硬くなりにくい状態を保てます。
それでもおにぎりが硬くなってしまったら
野菜室のない冷蔵庫で保存した結果、お米が硬くなってしまった場合には、電子レンジが解決策となります。
加熱方法は簡単で、おにぎりをレンジで片面20秒ずつ温めるだけで、再び柔らかくなります。
レンジのパワーには差があるため、加熱は短時間から始めて徐々に調整していくと良いでしょう。
おにぎりを袋に入れたまま加熱することも可能ですが、袋が膨らんで破裂するリスクを避けるために、袋を少し開けておくことをお勧めします。
具材が温まってしまうことは避けられませんが、レンジで加熱することで硬くなったご飯を柔らかく戻すことができます。
コンビニおにぎりを美味しく保つための保管法
この記事では、コンビニで購入したおにぎりを美味しく保つための保管方法を紹介しました。
コンビニおにぎりは、直射日光や高湿度を避ければ、適切な環境下であれば室温でも保存できます。
冷蔵保存をする際には、お米が硬くなるのを防ぐために野菜室の使用がおすすめです。
もし、おにぎりが硬くなってしまったら、電子レンジで加熱して柔らかさを取り戻すことが可能です。
これらの方法を覚えておけば、いつでもコンビニおにぎりを美味しく楽しむことができますね!