興味の幅がどんどん広がる5歳児のお小遣い、どうやってあげたらいいのか迷いますよね。
わが家では、お手伝いと学習のポイント制で、息子にお小遣いを渡すようにしています。
この記事では、
- わが家がどうしてポイント制のお小遣いを導入したのか
- わが家のお小遣い(お手伝いと学習のポイント制)の内容
- お小遣いを導入した結果どうなったのか
- ポイント制のお小遣いを導入する前に考えておきたいこと
について、詳しく解説。
ポイント制のお小遣いのメリット・デメリットがわかり、あなたのお子さんが成長するやり方でお小遣いを渡せるようになりますよ。
ポイント制のお小遣いを導入した理由
わが家では、息子が4歳の頃から、ポイント制のお小遣いを導入しています。
その理由は、以下の3つです。
- お手伝いや学習を習慣化して欲しいから
- 物を大切にして欲しいから
- お金を稼ぐ大変さを知って欲しいから
お手伝いや学習を習慣化して欲しいから
わが家では、
身の回りのことが、自分でできるようになること
に重点を置いています。
自分でできるようになるには、普段からのお手伝いが欠かせません。
そして、私は今まで小・中学校で働いてきて、感じたことがあります。
それは、
先取りの学習ができるようになることよりも、学習の習慣を確立させることが大切だ
ということ。
だからわが家では、お手伝いや学習を習慣化させるために、ポイント制のお小遣いを導入しています。
ポイント制を導入したのは、一冊の本がきっかけでした。
手帳を活用して子供のやる気を伸ばし、勉強する習慣を身につけさせるというものです。
この本では、ポイント制はオプションでした。
わが家では、お小遣いを導入したかったので、ポイント制を採用しました。
物を大切にして欲しいから
私は、小さい頃から物持ちが良く、気に入った物を長く使っています。
子供達にも、物を大切に扱って欲しいと思っています。
しかしながら、子供に「物を大切にして」と口で言うだけでは、なかなか伝わりません。
物を大切にするためには、物の価値を知ることが必要です。
だから、物の値段を見た時に、
それがいくらで、どのくらいの価値があるものなのか
がわかるようになって欲しい。
その為に、自分の頑張りと交換したお金を、同じ価値として捉えることができるポイント制を導入してます。
と言われるよりも、
と言われたほうが、わかりやすいですよね。
価値を知って、価値に納得して購入したものなら、大切にできるのではないかと思います。
お金を稼ぐ大変さを知って欲しいから
私たち大人は、社会に何らかの価値を提供して、その代わりにお金をもらっていますよね。
私は、
自分が価値を提供することで、お金を稼ぐことができる
ということを、幼いうちから知ってもらいたいのです。
そして、その大変さもわかってもらいたい。
わが家のお小遣い(お手伝いと学習のポイント制)の方法を紹介
わが家では、100均の手帳を使って、ポイント制でお小遣いを渡しています。
先ほどご紹介した本の方法に、少しアレンジを加えた、わが家の手帳の使い方をご紹介します。
- 手帳にお手伝いや学習を記入する
- 一週間で小計を出し、がんばりシールを貼る
- 一ヶ月の合計を出す
- 100pt貯まっていたら、100円と交換
手帳にお手伝いや学習を記入する
マンスリーの手帳を用意して、子供達がお手伝いや学習をしたら、私が記入しています。
本では、週の始めに予定を立てて、マーカーで消していくやり方で紹介されていました。
予定を立てる
↓
予定通りに学習をこなす
という流れがあるからこそ、達成感がある手帳術です。
しかし、うちの子供達は、まだ予定を立てるのも細かい文字を書くのも難しいため、私が記入しています。
息子が小学校に入るころには、本来のやり方でできるようになるといいなと思っていますよ。
一週間で小計を出し、がんばりシールを貼る
一週間が終わったら、一週間分のポイントの小計を出して、がんばりシールを貼っています。
わが家では、月曜日始まりの手帳を使っているので、小計は日曜日に出していますよ。
お手伝いや学習の難易度によってポイントを変えてもいいのですが、うちの子供達にはまだ早いので、今のところ一律で1ポイントにしています。
一ヶ月の合計を出す
月末になったら、一ヶ月分のポイントの合計を出します。
週ごとの小計を足して、手帳の下の方に記入します。
1がつ 30てん
いままで 85てん
ごうけい 115てん
先月までの累計に今月の合計を足して、今月分の累計を記入しておきます。
100pt貯まっていたら、100円と交換
今月分の累計が100ポイントを超えていたら、100円と100ポイントを交換しています。
交換した硬貨は、自分たちのお財布にそれぞれ保管させていますよ。
今のところは、1ポイント1円にしているので、計算が楽です。
5歳児にポイント制のお小遣いを導入した結果
お小遣いを導入する前と導入した後で、どのような変化が現れたのかご紹介します。
- お手伝いを積極的にやるようになった
- 学習面は変わらず
- 目標ができた
お手伝いを積極的にやるようになった
洗濯物を取り入れていると
と、自分から手伝いに来ることが増えてきました。
自分の洗濯物を片づけた後は、妹の洗濯物や家族のタオルなども畳んでくれます。
たまに
なんて、ポイント交渉までしてきますよ。
他に、朝食の準備や洗濯物干しも、よく手伝うようになりました。
ちゃわん洗いや料理は、気が向いた時にしかやりません。
でも、包丁の使い方がだいぶ上達してきましたよ。
学習面は変わらず
お手伝いは積極的になりましたが、学習面はあまり変化がありませんでした。
私が声をかけた時だけ、ワークを出してきて少しやります。
しかし、私自身、あまり声がけしていません。
最近では、「何かやることない?」と聞かれて、何も思い浮かばない時だけ。
この時期の学習は、紙に向かって鉛筆を動かすよりも、手を動かす作業が大事だと思っているからです。
学習の習慣づけについては、親の声がけが必要不可欠。
習慣ができるまでは、自分から学習しようなんて気持ちになる子は少数派です。
必要な時期が来たら、ポイント制を活用して、毎日学習できるようにきちんと声がけしていこうと思っています。
目標ができた
お小遣いを始めて、
自分がコツコツ頑張って貯めたお金で、おもちゃやお菓子が買える!
ということがわかった息子。
始めのうちは、硬貨を手に入れる度に
と話していました。
最近では、お金を貯めて、大きなおもちゃを買おうと頑張っています。
貯まるころには、きっと違うものが欲しくなっているのだろうけれど…。
ポイント制のお小遣いを導入する前に考えておきたいこと
ポイント制のお小遣いを導入する前に、考えておいたほうが良いことをご紹介していきます。
- あなたの教育方針と合っているか
- いつまでポイント制のお小遣いを続けるか
あなたの教育方針と合っているか
私は、
自分が価値を提供することで、お金を稼ぐことができる
ということを、幼いうちから知ってもらいたい!という気持ちがあるので、ポイント制は理にかなっています。
あなたの教育方針はどうでしょうか?
もし、
家族なのだから、無償で助け合うことが大切だ!
と思っているならば、ポイント制は合わないかもしれません。
教育方針を考えてから、お小遣いの方法を検討するのがおすすめです。
いつまでポイント制のお小遣いを続けるか
お手伝いや学習の習慣化が目的だとしたら、習慣化できたら、定額制に切り替えるのでしょうか。
それとも、最後までポイント制を貫くのでしょうか。
ポイント制をいつまで続ける予定なのか、導入する前によく考えておくことも大切だと、私は考えます。
そして、もし途中で終わらせるなら、タイミングや理由をあらかじめ子供に伝えておく必要があります。
やっているうちに考えが変わってくるかもしれませんが、一度考えてみてくださいね。
まとめ
わが家がどうしてポイント制のお小遣いを導入したのか、お小遣いを導入した結果どうなったのかについて、ご紹介してきました。
- お手伝いや学習を習慣化して欲しいから
- 物を大切にして欲しいから
- お金を稼ぐ大変さを知って欲しいから
わが家では、ポイント制のお小遣いを導入した結果、お手伝いをするようになり、目標をもってお金を貯めるようになってきました。
しかしながら、お小遣いの方法は、家庭の状況やお子さんによって、合う・合わないが分かれます。