私は、息子の時は切迫早産で入院、娘の時は切迫流産で入院・切迫早産で自宅安静をして子供を産んでいます。
息子は2600g台、娘はギリギリ2500gになったぐらいの体重で産まれました。
「切迫早産で安静にするのは大変だったけど、無事に産まれてきてくれた!」
それだけでとても嬉しいのですが、同じ産院で産まれた赤ちゃんや友達の赤ちゃんよりも小さめだと、とても気になってしまいますよね。
今回は、切迫早産で安静生活や入院をしているプレママさんや、無事に正期産で赤ちゃんを産んだけれど、小さな赤ちゃん(※2500g以上・38週以上だけど、小さめな赤ちゃん)に悩んでいるママさんを励ましたくて、小さく産まれてきた赤ちゃんを二人育てて気づいたことを記事にすることにしました。
赤ちゃんの育て方についてはアドバイスできませんが、悩んでいるあなたの気持ちに寄り添うことはできるかなと思います。
この記事を読んで、小さく産まれた赤ちゃんを育てるあなたの心の中のモヤモヤが、少しでも軽くなると嬉しいです。
目次
小さく産まれた赤ちゃんを育てて気づいた3つのこと

子供達が産まれてから今までのことを振り返って、改めて気づいたことの中から、あなたに伝えたいことを3つご紹介します。
- 小さく産んだことを誰も責めていなかった
- 赤ちゃんの大きさを比較する必要はなかった
- 赤ちゃんが集まる場所に無理していく必要はなかった
小さく産んだことを誰も責めていなかった
赤ちゃんが産まれると、親戚や友達が会いに来てくれました。
みんなが新しい命の誕生を喜んで、ニコニコして、「小さくて可愛いね~」なんて言いますよね。
そうすると、嬉しいんだけど、「小さい」というワードに反応して、なんだか悲しい気持ちになっていました。
今振り返ると、赤ちゃんなのだから、小さくて当たり前なんですよ。
「他の赤ちゃんと比較して、あなたの赤ちゃん小さいわね~」なんて、誰も言ってないんです。
たまに「〇〇ちゃんとこの赤ちゃんよりもちっちゃ~い!」とか言う人もいますが、別に責めてる訳ではないんですよね。
ただ感想を言っているだけ。
負い目があって責められている気持ちになるから、心の中で勝手に嫌味に変換しちゃうんですよね。
まずは、気づかないうちに嫌味に変換してしまっている自分に気づきましょう。
落ち着いて深呼吸して、よく考えてみると、嫌味じゃなかったんだなとわかります。
赤ちゃんの大きさを比較する必要はなかった
突然ですが、ご自分の出生体重を知っていますか?
では、旦那さんのは?
私は知りません。
そうなんです。
健康にすくすく育っていれば、産まれた時の体重なんて関係無くなってしまうんです。
例えば、小さめに産まれた子が大人になって子供を産んで、自分の母子手帳を見たときにどう思うでしょうか?
これだけです。
気にしなくていいのです。
赤ちゃんが集まる場所に無理していく必要はなかった
赤ちゃんが少し大きくなって、支援センターなどの赤ちゃんの集まりに行くと、体重がどのくらいだったとか出産の時の体験談とか、結構話す機会があるんですよね。
そういう場に行くと、色んなママや子供達に出会うので、今現在の大きさや発達具合も含めて、どうしても比較されてしまいます。
我が家の息子の場合は発達が早かったので比較されても気にならなかったですが、自分の子の発達がゆっくりだと、周りの子と比較して嫌な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
(娘の歩き始めは1歳4か月とのんびりさんでしたが、生後半年で保育園だったので比較されることなくゆっくり過ごせました。娘がもし1人目だったら、支援センターで周りと比較して、落ち込んでたに違いない。)
小さめだって見られるのが嫌なら、無理して赤ちゃんが集まる場所に行く必要はないんです。
だって、自分が嫌な思いをする場所にわざわざ行くなんて、おかしいでしょ。
子供の為に…とか、お友達作らなきゃ…とか、全然気にしなくていいです。
赤ちゃんのうちにお友達作らなくても、大きくなったら、子供は勝手に気の合うお友達と遊ぶようになりますよ。
どうしても比較してしまう気持ちは、受け入れて原動力に

ここまで3つのアドバイスを書いてきましたが、
「そんなこと言ったって、小さいことが気になっちゃうんだからしょうがないでしょ」
と思っている方もいらっしゃると思います。
だから、私の実体験から、もう1つお伝えしておきたいことがあります。
それは、「比較するのは当たり前」ということ。
どうしても比較してしまうんです
私は、息子を産んだ後に、友達から「大きい赤ちゃんを産んだ報告」を受ける度に、心の中にモヤっとしたものがありました。
友達の赤ちゃんはみんな、3000gを越えているか、4000g近い子もちらほら。
大きいことを自慢したい訳じゃないことはわかっているのですが、小さい赤ちゃんを産んだ身からすると、どうしても自慢に聞こえてしまうのです。
自分はあまり気にしないタイプだと思っていたのですが、友人から報告を受ける度に「大きいな…」と勝手に落ち込んでいました。表には出しませんでしたが。
娘を産んだ時には、体重は載せずに、産まれました報告しかしませんでした。
「ちっちゃ!」って思われることすら嫌だったので。
1歳ぐらいになると、息子は背が大きめだということが分かってきていましたよ。
大きくなったんだからいいじゃん!と思うところですが、もうどこかで赤ちゃんが産まれると体重が気になってしまうようになっていた私。
これをどうマインドコントロールして、周りと比較しないようにしたかということをお伝えできればいいのですが…
ただ、「こんな小さいこと比較して、私は何て小さい女なんだ…」とは思っていません。
小さく産んだことに対して、負い目を感じている自分(不の感情)を受け入れています。
気持ちを受け入れて原動力に
比較してしまう心の小さな自分や、小さく産んだことに負い目を感じている自分を受け入れるだけだと、心が沈んで悲しくなってしまいます。
大切なのは、自分の気持ちを受け入れた上で、「小さく産んだけれど、体も心も大きい人間に育てるんだ!」という気持ちを奮い立たせることです。
負の感情を正の行動の原動力にすることで、やる気がアップしますよ。
そして、確認の後に必ずやることがあります。
それは、自分の子育てを見直すこと。
具体的には、「今の自分は、子供達を大きく育てる為に行動できているかな」ということを考えます。
生活習慣や食生活の見直し、接し方や声がけの工夫といったところですね。
心を大きくするのは難しいです。
ママの言葉がけ1つで、子供が口にする言葉は変わってきますから。
他の子と比較してしまう気持ちが生まれても、それは当然のこと。
比較したことを言葉に出して子供を傷つけたり、比較した自分を責めて落ち込んだりするのではなく、よりよい子育てへの原動力に変えてしまいましょう!
まとめ:小さく産まれても心配しないで!
2600gや2500gと小さく産まれた子供達を育てた経験から、あなたに伝えたいことをご紹介しました。
簡単にまとめると…
小さく産まれても、大丈夫だよ!
誰もあなたのことを責めてないし、大きくなったら気にならないよ!
どうしても他の子と比べちゃうのが嫌なら、比べちゃう場所に行かなきゃいいんだよ!
という内容でした。
そして、一番伝えたいのは、「他の子と比べちゃうことは普通のことだよ」ってこと。
「お子さん自身の成長を見てあげてね」ってよく言われるし(私もよく言ってたけれど)、どうやったって比べてしまうのは仕方のないことです。
比べて落ち込むのではなく、悔しい気持ちを原動力にして、よりよい子育てができるママになりたいですね。