10までの数は理解できているけれど、10以上の数の理解がなかなか進まない…。
うちの息子も同じ状態でした。
しかし、お手伝いや遊びを通して、おうちで算数教育を行った結果、
30ぐらいまでの数の理解が進んできましたよ。
今回は、”数を数える練習ができるお手伝い”の内容をご紹介!
お子さんと一緒に実践すれば、数を数える力が身に付いてきますよ。
10以上の数をお子さんに教えたいママ・パパ、必見です。
30までの数が身につくお手伝い!おすすめ3選
10以上の数を数える必要がある場面を、意識的に作ってあげることが大切です。
息子が行っているお手伝いの中から、数える力が育ったお手伝いを3つご紹介します。
- ぶどうの取り分け
- お米とぎ
- きゅうりを切る
ぶどうの取り分け
ぶどうは、数を数えるのにぴったりの果物です。
ぶどうを洗うところからお手伝いしてもらいましょう。
取り分けのやり方は2つあります。
- 個数を決めて、取り分けてもらう方法
- みんなが同じ数ずつになるように、取り分けてもらう方法
自分が食べる分を、数えながら取り分けてもらいます。
自分の分を取り分けることができたら、家族の分も取り分けてもらいましょう。
何回も数を数えることになるので、いい練習になります。
家族全員分のお皿を用意して、そこに1つずつ入れてもらいます。
4人家族だったら、4人のお皿に入れたら「いち」、また1つずつ入れ終わったら「に」と、入れ終わったタイミングで数えていきましょう。
全部で何個あるのかを確認してから取り分けるようにすると、かけ算やわり算の概念が身についてきます。
お米とぎ
お米をとぐお手伝いの中には、数を数える場面が数回登場します。
- お米を何合入れるのか数える
- おこめをかき混ぜる回数を数える
- 水を取り替える回数を数える
何gなのかわざわざ量らなくても、カップに入れる回数を数えるだけでいいので、まだ量りを使ったことのない子や、大きい数が読めない子でも実践できます。
もちろん、量りを使って、重さを量る練習を取り入れてもOKです。
きゅうりを切る
包丁できゅうりを切り、お皿に取り分けるお手伝いです。
きゅうりは幼児の手でも掴みやすく、とても切りやすい野菜なので、包丁を使うお手伝いにぴったりです。
お皿に取り分けるときは、ぶどうと同じように
- 1人あたりの枚数を決める
- 同じ枚数になるように分ける
などの取り分け方があります。
薄く切れるようになると枚数も増えていくので、新記録に挑戦していくのもいいですね。
お手伝いで数える力をつけたい時のポイント
お手伝いを通して数える力を身につけさせるために、大事なポイントがいくつかあります。
- どのぐらいまでの数が理解できているのかを把握する。
- 数字の掲示を用意しておく。
- スモールステップで難易度を上げていく。
①どのぐらいまでの数が理解できているのかを把握する
数を理解しているというのは、数字と数詞、そして現物が一致することを言います。
という状態だと、数字と数詞が一致していないので、理解しているとは言えません。
さらには、数字と現物、数詞と現物が一致することで、数を理解したと言うことができます。
つまり…
これらの3つが揃って初めて、数を理解したと言えます。
教えたい数の大きさによって適切なお手伝いも変わってくるので、お子さんがどのぐらいまで理解しているのかを把握しておきましょう。
②掲示を用意しておく
「〇個入れてね」「〇回かきまぜてね」と口頭で伝えるだけでは、覚えられない場合もあります。
白い紙(メモ用紙でも何でも構いません)に、大きく数字を書いて掲示してあげられるように、紙とペンを準備しておきましょう。
③スモールステップで難易度を上げていく
今まであまりお手伝いをしたことが無いお子さんに、いきなり
「さあ、このぶどうを数えて!お皿に入れて!」
と一房のぶどうを渡しても、戸惑ってやる気が無くなってしまいます。
まずは少ない数から始めて、徐々に数を増やしていきましょう。
お手伝いで、数える力と自信が身に付く!
10以上30までの数が身に付くお手伝いを、3つご紹介しました。
数の理解を進めるには、手を動かしてひたすら物を数えるのが一番!
10以下の数でもとにかく数えてもらうようにして、数える機会をどんどん増やしてあげましょう。
お手伝いで数を意識すると、数える力と自信が身に付くので、一石二鳥です。
10以上の数を身に付けて欲しいお子さんと一緒に、是非試してみてくださいね!
1~10までの数についてはコチラの記事で詳しく書いています。